初日の加入数が想定の10倍に及んだ新規事業例

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目次

当メディア監修のdotDと協業して新規事業を立ち上げたKDDIのご担当者にインタビュー。新規事業の立ち上げまでの流れやプロセス面でうまくいった要因など、お話いただきました。

インタビューにご協力いただいた方

イメージ

・早瀬 聡氏
・KDDIパーソナル事業本部 サービス・商品本部 サービス開発部 部長
・新規で立ち上げたサービス名:auわんにゃんサポート

新規で立ち上げたサービス名

auわんにゃんサポート

auわんにゃんサポートのキャプチャ画像

引用元HP:auわんにゃんサポート
https://pet.life-kurashi.au.com/

スマートフォンのGPSで散歩ルート・距離の自動測定・健康状態の把握・通院履歴がわかる「auわんにゃんサポートアプリ」、24時間いつでも獣医師などに無料相談できる「わんにゃん相談サービス」、ペット用品をおトクに買える「会員限定ストア」、ペットの怪我や入院費を補助する「ミニペット保険」をセットで利用可能なサービスです。

新規事業に関するインタビュー

早瀬氏のインタビュー画像

「事業として立ち上げる」時に+aのノウハウを持つ外部の力が助けに

新規事業立ち上げの経緯を教えてください
早瀬氏

「家庭向けの新しい商材を開発する」というミッションが立ち上がり、それを達成するため新規事業を推進するチームを部署内に作りました。5人くらいの編成です。
当時はスマートホーム事業、ブロードバンド事業(auひかりなど)、auひかりテレビといった商材・サービスを展開していましたが、新たに「通信+α」のサービスの立ち上げを模索していました。

ペット市場に目をつけたきっかけはなんでしょうか?
早瀬氏

チーム内にペットを飼っているメンバーがいて、ペットに関連する事業を立ち上げたらおもしろいのでは?というのが起点です。
作るからには「毎日使ってもらえるサービスにしたい」、それを目標に考え始めました。「毎日使うってなんだろう」とか、「どうしたらペットライフをサポートできるだろう」とか、さまざまな部分で議論を重ねました。
深く調べていくと、ペット用品を扱っていたり、ペット保険を扱っていたりと単発のサービスはあったのですが、ペットライフを総合的にサポートするサービスは世の中にありませんでした。だからこそ、生活に寄り添えるサービスを自分たちで生み出したい、と強く思いました。

dotDと協業することになったきっかけはなんでしょうか?
早瀬氏

dotDさんが開発した「onedog」のアプリ(愛犬のおさんぽや健康状態を記録できるアプリ)を実際に使ったメンバーからの評判が良くて。そのアプリのように、散歩や健康管理の側面でなにか新しいことができないかと検討していったのがきっかけです。
新しいペット事業を立ち上げるうえで、すでにその基盤があるところの力を借りて立ち上げるほうがより良いと考え、dotDさんにお声がけさせていただきました。

もともと外部の力を借りる予定はありましたか?
早瀬氏

私自身、新しいサービスを開発した経験がありましたし、ほかのメンバーも知見は持っていました。なので、最初は社内のリソースだけでやろうと考えていました
ただ、事業として立ち上げるとなると、+αの経験やノウハウを取り入れてスピードアップすることが重要です。そこでdotDさんのお力をお借りしようとなったんです。
dotDさんとしては、自分たちで立ち上げたサービスに他社のカラーが入ってくることに関して、社内で議論があったかと思いますが、快諾してくれました。KDDIの営業力を、買っていただいたのではないかと思っています。

開発に着手してから、約6か月のスピーディーな立ち上げ

早瀬氏のインタビュー画像3
dotDに力を借りた部分はどこでしょうか?
早瀬氏

さまざまありますが、市場のニーズ把握の面でdotDさんの知見をたくさんお借りしました。サービスの構成は互いに議論を重ね、アイディアを絞って、搭載する機能についても一つひとつ吟味しました。
各機能をどう運営していくかも、細かい議論を重ねていきましたね。
dotDさんの「onedog」でのご経験や開発ノウハウも、大きな助けとなりました
その基盤をKDDIのシステムとどううまくつなげていくかを試行錯誤していきました。正式に開発に着手してからは、6か月くらいで立ち上げまで進んだと思います。

dotDと協業することで劇的な変化はありましたか?
早瀬氏

いま申し上げたとおり、dotDさんの開発力の高さに助けられました。開発陣のスキルが高いので、課題解決が迅速だったことを覚えています。
当社のエンジニアも「得るものが大きかった」と言っていました

通常よりスピーディーに開発を進めることができたと思います。

奇をてらわず、メンバーをモチベートし、数字管理を行う

新規事業の進め方で注意していた点はありますか?
早瀬氏

「数字で必ず追いかけよう」というのは私自身ポリシーとして持っているので、メンバーにも口酸っぱく伝えていました。立ち上げまでではなく、ローンチ後も含めた数字管理です。
いまも週次で管理し、課題の洗い出しを行なっています。立ち上げた事業の管理手法については、dotDさんと考え方が一致していましたので、スムーズにマネジメントが立ち上がりました。

プロセス面ではなにか工夫したことはありましたか?
早瀬氏

きわめてオーソドックスにやってきました。個人的には、奇をてらったことをしないことが大事だと思います。具体的には
メンバーの結束を保ちつつ、自走できるようにマネジメントする。
最初から進捗、ローンチ後も含めて数字を使って可視化する。
メンバーに状態を共有し、状態の確認から議論をスタートするのではなく、いまの状態を把握したうえで議論をスタートする。
そういうやり方が有効ではないかと思っています。
そもそもマネジメントするメンバーが、「大きな価値のあるビジネスをつくるんだ!」という強い意志を持っていないとうまくいきません。メンバーが「おれもやるぞ!」という気持ちになるまで、モチベーションを上げていくことが重要です。
「新規事業をやっていこう」程度の熱量では、実際に新規事業を立ち上げることはできません。そこをうまくナビゲートしてあげる必要があります。
これは私自身の失敗からの学びですが、立ち上げることがゴールになってしまうと、その先の事業はうまくいきません。dotDさんもまったく同じ考えだったので、事業立ち上げがスムーズにいきました。

大変だったことはありましたか?
早瀬氏

ふたつあります。ひとつは、進め方自体を見直したことです。
dotDさんとしては「こうしてほしい」という要望があって、KDDIとしてそれをどう叶えていくか。ここがなかなかに難しくて、小野田さん(dotDの代表取締役)と2人でたくさん議論しました。
もうひとつはローンチが迫るなかで修正点がいくつか見つかり、バタバタしたことです。
ローンチ直前はより細かくデイリーで管理して、開発メンバーも週末返上で対応してもらったりしました。一部の機能を外して、あとからアップデートしていく方針に切り替えたものもあります。ここを乗り越えられたのは、メンバーの頑張りがあってこそです。

dotDは「部分的に優れている会社」、ではない

早瀬氏のインタビュー画像2
dotDと協業してみて、どのような印象を抱きましたか?
早瀬氏

アプリ・システム開発や、KPI管理を含めた事業マネジメントまで、特定領域に偏らずすべての部分を1社でカバーいただけたので、非常にやりやすかった印象です。
技術はすごい、販売のノウハウはすごい、といった部分的に優れた会社は多くあります。ただ、事業として成功するには、企画から開発、販売まで全てが整うことが必須です。dotDさんは、これらに幅広く対応する経験とノウハウをお持ちなので、心強く感じています。

auわんにゃんサポートの初日の加入数、
想定の10倍を実現できた要因はなんでしょうか?
早瀬氏

順調に進んだのは、サービス内容がお客様に受け入れられたことですね。dotDさんとともに議論し、お客様に受け入れられるサービス内容に仕上げられたことが大きかったと思います。
もうひとつ要因としては、KDDIの営業を動かせたことです。auショップで販売してもらうために、営業のトップの合意をとることが必要で、 サービスの良さをどう伝えるかなど、dotDさんにアドバイスもいただきながら、毎週のようにプレゼンしていました。その熱意が伝わって、全国で売っていくことが決まりました。
事前にプレスリリースなどで告知をし、それなりに反響はありましたが、それがビジネスとして成功するかは別の話。結果が出るまでは、不安でした。 ローンチしたあとにトラブルがあると売れなくなるので、オペレーション面での心配もありました。
サービス開始初日にご加入いただいたお客様が想定の10倍でしたが、本当にこのビジネスがうまくいくかはこれからにかかっています。もちろん、もっと多くのお客様にご利用いただきたいと思っています。

最後に今後の展望を教えてください。
早瀬氏

単なるサブスクではなく、見据えているのは「ペット事業のプラットフォーム化」です。すでにペット事業で次になにをやろうかと、dotDさんと議論しています。
やり残していることは、たくさんあります。dotDさんとのディスカッションは、まだまだ続きます。

この新規事業が進捗したポイントとは?dotDの解説

ペット市場とユーザーニーズの深い理解

dotDでは「onedog」を開発/運用している実績から、ペット事業における徹底した市場調査とターゲットユーザーのニーズ分析を行っていました。このプロセスは、成功する製品やサービスを開発するための基盤を築くものであり、特に新規事業では重要となります。ペット市場のトレンドやユーザーの課題を見極め、それに応じた価値を提供することが成功の鍵となっています。

データに基づいた意思決定

ローンチまでのプロセスにおいて、dotDではデータに基づく意思決定を徹底しています。これまで「onedog」で培ってきた知識やユーザーからのフィードバック、顧客ニーズや市場データを綿密に分析し、どの機能やサービスが市場で受け入れられるのかを評価することで、リスクを最小限に抑えつつ効果的なローンチを実現します。

アジャイル開発と迅速なフィードバックサイクル

新規事業のローンチにおいて、スピーディな開発サイクルとフィードバックの収集が重要です。dotDでは、アジャイル開発手法を活用し、少人数のチームでプロトタイプを早期に作成し、顧客やユーザーからのフィードバックを迅速に取り入れることで、プロダクトの品質を高めるプロセスを採用していることもポイントの一つです。

まとめ

SUMMARY
「新規事業の進め方」編集チームより
オーソドックスな管理とモチベートがカギに

オーソドックスにローンチ後までを見据えて進捗管理やKPI管理など徹底管理を行なうとともに、この事業を必ず成功させるんだと、メンバーをモチベートしていく。こうしたことが新規事業を進めるうえで大事な要素だとインタビューから実感します。シンプルですが、このあたりもノウハウがないと難しいのが実情です。自社にノウハウがあるのか、外部の力を借りたほうがベターか、検討しましょう。

監修
株式会社dotD
株式会社dotD

引用元:dotD公式HP(https://dotd-inc.com/ja)

創業わずか5年で
50件以上の案件に携わる、
気鋭のハイブリッド集団
株式会社dotD

新規事業に成功の型はありません。それでも、新規事業のノウハウや経験値があれば、その確率は変わるはずです。dotDは2018年の創業からわずか5年で、50件以上の新規事業の創出に関わっています。
マーケット調査にこだわっており、ユーザーの生の声を徹底分析。そのうえでKPI管理や進捗可視化、ピボット判断など、躓きやすいポイントを網羅的にカバーし、適切なプロセスを組み立てて伴走してくれます。
新規事業づくりの経験から多くの企業が苦戦する要素を導き出し、その要素である「新規事業のプロセス化」「KPI管理」「経営資源の最適化」を実現するための「dotHatch」というプロダクトも開発したほどに、新規事業の「経験値」が高い会社です。

監修
株式会社dotD

2018年の創業からわずか5年で50件以上の新規事業に携わっている気鋭の企業。そこで培った経験やノウハウから新規事業のプロセスに関する課題の解決策、一定の成功パターンを熟知している会社です。