新規事業における評価軸が不透明になっていたり、設定が難しいと考えている企業の方に向けて、その方法や考え方を解説しています。
一つ目の理由は「適切な評価項目の欠如」です。評価項目が適切でなければ、アイデアやプランの精度を高めるのは難しくなります。また、事業を立ち上げる際の投資判断も困難になるでしょう。新規事業の成功には、明確な評価項目の設定が不可欠です。
仮に評価項目が整備されていたとしても、事前に仮説が設定されていなければ評価は不可能です。まず、顧客が抱える課題に対する解決策を「提供価値」と「有効性」の二つに大まかに分類します。
そして、それぞれの前提となる仮説の中から、もっとも優先して検証すべき仮説を洗い出すことが有効です。
評価項目を設定し、仮説を立てたとしても、それを実行できる環境が整っていなければ意味がありません。
新規事業は既存事業とは異なり、過去のデータがないため不確実な要素が多くなります。そのような状況では限られた資源を事前のリサーチや分析に使うよりも、検証を実行するプロセスに投入する方が失敗のリスクを減らせます。そのため、評価を実行できる環境づくりが重要です。
リソースや体制を事前にきちんと確保し、必要に応じて外部のリソースを活用することも必要となるでしょう。
市場の成長性と規模を評価することは、新規事業の成功の可能性を判断するための基本です。急成長する市場や未開拓の大規模市場は、ビジネスチャンスが多く存在します。市場規模が小さい場合、投資リターンが低くなるリスクがあります。
市場調査やトレンド分析を通じて、ターゲット市場の成長性と規模を詳しく調べることが大事です。
競合他社に対してどのような優位性を持つかを評価します。競合分析を通じて自社の強みと弱みを明確にし、差別化要因を特定しましょう。
価格、品質、サービス、技術など、どの分野で競争優位を持てるのかを把握することが重要です。
事業の収益性を予測することは、投資判断の重要な要素です。評価するのは、収益モデル、コスト構造、利益率などを分析し、将来的な収益性など。ビジネスプランや財務予測を詳細に作成し、現実的な収益見込みを示します。
市場の安定性、技術の進化、顧客ニーズの変化などを考慮し、事業が継続的に成長できるかを判断。また、環境や社会的な持続可能性も評価することで、将来的なリスクを軽減します。
ターゲット顧客に提供する価値を明確にしましょう。顧客のニーズや課題を深く理解し、製品やサービスがどのようにそれらを解決するかを具体化。顧客価値の明確化により、効果的なマーケティング戦略を構築できます。
既存の事業関係者やステークホルダーとの関係性を考慮します。新規事業が既存事業にどのような影響を与えるか、ステークホルダーの支持を得られるかを評価。ステークホルダーとの良好な関係は、事業の成功に不可欠です。
新規事業のリスクを評価し、適切なリスク管理策を講じましょう。市場リスク、技術リスク、財務リスクなどを特定し、それぞれのリスクに対する対策を計画します。リスク評価により、事業の安定性を確保します。
事業の独自性を評価します。他社にはない独自の強みや特長を持つことは、競争力を高める要因となります。オリジナリティが高い事業は、市場での差別化が容易であり、顧客の関心を引きやすくなります。
必要な経営資源を確保し、効果的に活用する方法を評価します。資金、人材、技術、情報などのリソースをどのように調達し、最適に活用するかを計画します。リソースの確保と活用が成功の鍵となります。
新規事業のノウハウを持つ人材が社内にいない場合、なにをどう評価したら良いかの判断が難しいでしょう。評価軸が整っていないと無駄にリソースを割いてしまったり、失敗のリスクも高まります。新規事業の推進で重要なのは、プロセスに精通した人材を投入できるかどうかです。
その点で、評価軸を含め新規事業のプロセスに多様なノウハウを持つのが、dotD。創業からわずか5年で50事業ほどの新規事業の立ち上げをサポートし、新規事業のプロセスで躓きやすいポイントを解消するためのツールも作り上げたdotDに、評価軸の考え方を解説いただきます。
大企業の場合、基本的に売上利益を掲げることが多いですが、たとえば「100億円の売り上げの事業を創る」だけでは解像度が低すぎます。フェーズごとに小さなゴールを作ることが、短期目線だと重要です。
「100億円の売り上げの事業を創る」の解像度を高めていくには、その前の年は少なくとも50億の売り上げが必要だよね、となります。さらにその前の年には10億円の売り上げ必要です、となる。
もうひとつ手前で言うと、「半年前にはマネタイズが始まっていないといけない」というような感じです。大きな目標から細分化して、小さな目標をさらに達成し続けていくことが重要です。
引用元:dotD公式HP(https://dotd-inc.com/ja)
新規事業に成功の型はありません。それでも、新規事業のノウハウや経験値があれば、その確率は変わるはずです。dotDは2018年の創業からわずか5年で、50件以上の新規事業の創出に関わっています。
マーケット調査にこだわっており、ユーザーの生の声を徹底分析。そのうえでKPI管理や進捗可視化、ピボット判断など、躓きやすいポイントを網羅的にカバーし、適切なプロセスを組み立てて伴走してくれます。
新規事業づくりの経験から多くの企業が苦戦する要素を導き出し、その要素である「新規事業のプロセス化」「KPI管理」「経営資源の最適化」を実現するための「dotHatch」というプロダクトも開発したほどに、新規事業の「経験値」が高い会社です。