KPI管理に困っている

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目次

新規事業におけるKPI設定、管理が難しいと考えている企業の方に向けて、解決策を解説しています。

KPI管理のイメージ画像

新規事業のKPI管理は
なぜ難しいのか

KPIが適切に設定されていない

新規事業でKPI管理が難しい理由はいくつかあります。まず、事業プランを実行する際の指針となるKPIが適切に設計・設定されていない場合です。

このケースでは、企業や組織全体での目標(KGI)を定めたうえで、取り組む事業の目的やゴールから逆算したマイルストーンとしてのKPIを事前に設計し、目標として設定しておくことが重要です。

KPIは設定しているが、
正しく計測・可視化できていない

適切なKPIが設計されていたとしても、それらを正しく計測・可視化し、事業リーダーやプロジェクトメンバーが把握できる状態になっていない場合があります。

このケースでは、KPIごとに計測・可視化する方法を設計し、技術やツールの活用、システム化やオペレーションを徹底することで、適切な計測環境を整えることが必要です。

KPIの改善や検証のノウハウがない

最後に、正しくKPIを計測・可視化できていたとしても、そのKPIを改善・向上させるための仮説を立て、検証するためのアプローチや、それを適切に実行するためのノウハウやリソースが不足している場合があります。実行フェーズで求められるのは、十分なノウハウやリソースを持つことです。

新規事業開発においては、事前にどれだけ検証活動を重ねても、実際の事業化フェーズに入ると予想外の結果や反応に遭遇することが多々あります。それを乗り越えるための仮説検証や改善アプローチは、継続的に行う必要があります。

新規事業におけるKPIの重要性

KPIを設計・管理することで以下のメリットがあります。

新規事業の目標を達成するために
やるべきことが明確になる

事業の進捗状況や達成すべき具体的な目標が明確になります。重要なのはタスクやアクションで、明確にすべきはどこにリソースを集中するか。結果として、全員が同じ目標に向かって効率的に動くことが可能になります。

業務に優先順位をつけやすくなる

KPIは事業の成功に直結する重要な指標であり、これを基に業務の優先順位の設定が可能。もっとも重要な業務にリソースを集中させることで効率的な事業推進が可能で、無駄な作業や時間を削減できます

PDCAを回しやすくなる

KPIを設定することで、計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Act)のサイクルを回すための具体的な基準ができます。KPIの達成度を定期的に評価し、必要に応じて戦略や戦術を見直すことで、継続的な改善が可能になります。

事業の撤退を判断しやすくなる

KPIを基に事業の進捗や成果を定量的に評価することで、事業が期待どおりの成果を上げていない場合に早期に問題を認識し、適切なタイミングで事業の撤退を判断することが可能。これにより、無駄なリソースの消耗を防ぎ、他の有望な事業にリソースを再分配ができます。

組織のモチベーションが高まる

明確なKPIが設定されることで組織全体の目標が共有され、各メンバーが自分の役割と目標達成に向けた貢献度を理解することができます。個々の努力が組織全体の成功に直結していると感じられることで、メンバーのモチベーションが高まります。

メンバーを公平に評価できるようになる

KPIは具体的で測定可能な指標を提供するため、メンバーのパフォーマンスを客観的に評価する基準にもなります。主観的な評価や感情に左右されず、公平で透明性の高い評価が可能となり、評価プロセスに対する信頼が高まります。

新規事業で重要な
KPIの種類の例

顧客関連

顧客獲得数・顧客維持率・顧客満足度・顧客1人あたりの平均購入額など

財務関連

売上高・利益率・損益分岐点・投資対効果・顧客生涯価値など

運営・品質管理関連

リードタイム・生産性・不良品発生率・クレーム件数など

組織関連

従業員満足度・研修受講率・特許取得数など

KPIの設定方法の例

KPI管理設定方法とは

効果的なKPIを設定する際には、SMARTモデルの活用が有効です。SMARTモデルとは、目標設定において意識すべき5つの要素を示します。

  • 明確性(Specific)
  • 計測可能性(Measurable)
  • 現実性(Achievable)
  • 関連性(Relevant)
  • 適時性(Time-bound)

明確性(Specific)

Sは「明確性」を意味します。具体性のない目標では、どのような行動をとれば良いかが不明確になってしまいます。具体的で明確なKPIを設定することで目標達成に向けた道筋を明らかにし、メンバー間の解釈のズレを防ぐことが可能です。

計測可能性(Measurable)

Mは「計測可能性」を表します。KPIに数値を含めることで、達成度合いを定量的に測定しやすくなるのが特徴。目標に向けてなにをすれば良いか、どこを改善すべきかが明確になり、KGIの達成に近づくことができます。

現実性(Achievable)

Aは「現実性」を示します。達成不可能なKPIを設定してもモチベーションが低下し、メンバーに過度なストレスを与える可能性が少なくありません。チャレンジングでありながら達成可能なKPIを設定し、メンバーが前向きに取り組める環境を作ることが必要です。また、市場変化に左右されず、自社でコントロール可能な目標を設定することも重要です。

関連性(Relevant)

Rは「関連性」を意味します。KPIが最終目標と関連していることを確認することが重要です。日々の業務が目標達成に直結していることを理解することで目的意識やモチベーションが高まり、仕事に対する意欲が向上します。

適時性(Time-bound)

Tは「適時性」を表します。KPIに期限を設けることで、後回しにせずに取り組めるでしょう。期限があることで優先順位が明確になり、業務効率の向上も期待できます。

SUMMARY
「新規事業の進め方」編集チームより
KPI設計・管理が曖昧になると、
新規事業の進捗は難しくなる

多くの企業でKPI管理をやっていないことが少なくないそうです。それは、新規事業は答えがないために単純にデータで算出できるものではなく、サービスや事業によって考えるべきKPIが異なるからでしょう。
KPIは新規事業の成否のカギを握っており、ここが曖昧になると進捗するのは難しいでしょう。事業内容に合わせて設計が可能なプロフェッショナルに力を借りることをおすすめします。創業からわずか5年で50事業ほどの新規事業の立ち上げをサポートし、新規事業のプロセスで躓きやすいポイントを解消するためのツールも作り上げた「dotD」に、KPI管理の考え方を解説いただきます。

新規事業のプロセスを
熟知するエキスパートの解説

EXPLANATION
それぞれのフェーズに合わせた
KPIをまずしっかり作る
株式会社dotD

多くの企業で、KPI管理すらやってないところが多いのが実情です。BtoBとBtoCでも、KPIの設計は異なります。
それぞれのフェーズに合わせたKPIをまずシンプルにしっかりと作っていくことが重要です。それを半サイクルでしっかり満たすための施策にはどういうものがあるかを見極め、次のフェーズに行くための達成基準を検討し、満たしたら次に進む。満たせなかったら1回戻るのか、やめるのかの判断をしっかりしていくことが重要です。我々は事業内容に合わせて、KPIの設計からお手伝いすることが可能です。

監修
株式会社dotD
株式会社dotD

引用元:dotD公式HP(https://dotd-inc.com/ja)

創業わずか5年で
50件以上の案件に携わる、
気鋭のハイブリッド集団
株式会社dotD

新規事業に成功の型はありません。それでも、新規事業のノウハウや経験値があれば、その確率は変わるはずです。dotDは2018年の創業からわずか5年で、50件以上の新規事業の創出に関わっています。
マーケット調査にこだわっており、ユーザーの生の声を徹底分析。そのうえでKPI管理や進捗可視化、ピボット判断など、躓きやすいポイントを網羅的にカバーし、適切なプロセスを組み立てて伴走してくれます。
新規事業づくりの経験から多くの企業が苦戦する要素を導き出し、その要素である「新規事業のプロセス化」「KPI管理」「経営資源の最適化」を実現するための「dotHatch」というプロダクトも開発したほどに、新規事業の「経験値」が高い会社です。

監修
株式会社dotD

2018年の創業からわずか5年で50件以上の新規事業に携わっている気鋭の企業。そこで培った経験やノウハウから新規事業のプロセスに関する課題の解決策、一定の成功パターンを熟知している会社です。