新規事業の立ち上げに必要なこととは?

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企業にとって新規事業の立ち上げを行うことにはさまざまなメリットがあります。そこで、こちらの記事では企業にとってなぜ新規事業を立ち上げることが重要なのか、また事業を成功に繋げるためのポイントやプロセスなどについてまとめています。新規事業立ち上げを検討している場合にはぜひ参考にしてください。

新規事業が重要な理由

企業の競争力維持と向上

近年はニーズの多様化や技術の進化により、市場変化のスピードが非常に速くなっている状況です。これまでとは異なる新しい市場に対応するためにも、新規事業の立ち上げは欠かせない要素といえます。新規事業の立ち上げには多くの投資が必要になり、事業単体での黒字化はなかなか難しいといえますが、目で見ると収益の柱を増やすことにもなりますので、企業における競争力の維持と向上に繋げられます

優秀な人材を育成する

現在ある事業でも人材育成を行えますが、新規事業を立ち上げる過程では、より多くの経験やスキルを身につける機会があるといえます。また、いくつもの部門にわたって横断的なマネジメントを行うことで、リーダーシップの養成も可能となります。

そのためにも、主体性を持ってアイデアを出せる環境や、たとえ失敗をしたとしてもそこから学べる環境を提供することによって、新規事業の立ち上げも人材育成もスムーズに進むことが期待できます。

新規事業の立ち上げを成功させるために必要な6個

自社の強みを把握し、活かす

新しい事業の立ち上げを成功させるには、自社が持っている強みを把握し、活かしていくことが大切です。そのためにも、既存の知見やノウハウなど、新規事業に活かせるリソースがないかを確認してみてください。そのほか自社の強みを把握する上では、既存顧客のセグメントや自社が選ばれている理由などを分析することも有効といえます。

事業の立ち上げに必要なリソースの確認

事業計画や収支計画を新たに作る際には、それぞれの工程においてどれくらいのリソースが必要になるのかを明らかにしてください。ここでのポイントは、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」という4つの要素についてそれぞれがどのくらい必要となるのかを検討することです。実際に計画を作成することで、必要なリソースを見える化できます。

必要なリソースが見える化できたら、どのように調達するかを検討する必要があります。例えば資金を調達しなければならない場合には、後述する助成金や補助金を利用するなど、さまざまな方法が考えられます。

はじめは必要最小限の人材をアサインする

新規事業を立ち上げる場合には、まずは必要最小限の人材をアサインすることもポイントです。立ち上げの段階から多くの人材を投入すると、マンパワーが大きくなる反面コミュニケーションスピードなどが低下するため、まずは少数精鋭の2〜3人のチームから始めるなど、必要最小限の人数でのスタートがおすすめです。

助成金や補助金の活用を検討する

事業の資金を調達する方法として、国や自治体による補助金や助成金の活用も検討すると良いでしょう。申請が通ればリスクなしで資金の調達ができるメリットが得られます。さらに、公的機関による審査をクリアすることで、事業が認められ、社会的な信用の向上にもつなげられる面もあります。

以上から、事業の立ち上げを行う際には利用できそうな助成金や補助金制度がないか確認してみてください。ただし、申請には書類を作成するなど事務手続きが必要になることから、思わぬところでリソースを割かれてしまう場合もあります。そのため、情報収集はできるだけ早めに行って締め切り直前に慌てないように、しっかりと準備をしていくことが大切です。

行政や他業種と連携する

行政や他の業種との連携をとることも、新規事業を成功に導く鍵となるケースがあります。

例えば行政との連携により、事業許可の獲得や規制の調査などを行えますし、他の業種との連携で自社が持っていないノウハウや技術などを取り入れることが可能になります。そのほか、大学や研究機関、地域コミュニティとの連携を検討するのもひとつの方法といえます。

事業を撤退するラインをあらかじめ決める

どのような事業でも、必ずしも成功するとは限りません。そのため、事業の立ち上げを行う場合には「事業撤退ライン」をあらかじめ決めておくことも重要なポイントといえます。このラインを決めておかないと、新規事業がうまくいかなかった場合、損失が大きくなりすぎて企業の経営に影響を与えてしまう可能性も考えられます。

立ち上げ当時は撤退の意思決定が難しいため、あらかじめ撤退するラインを決めておくことが重要です。万が一の場合も損失を最小限に抑えられます。

新規事業を立ち上げるための7個のプロセス

プロセス①:理念やビジョン、コンセプトなどを明らかにする

事業を立ち上げるにあたって、理念やビジョン、コンセプトを明確にすることが大切です。市場やユーザーが持つニーズに応えるのも大切ですが、この部分を明らかにすれば「なぜこの事業を自社が行うのか」という軸をはっきりさせられます。その理念やビジョンが魅力的なものであれば、社員のモチベーションも向上し、新しい人材も集まりやすくなります。

また、「社会におけるこの課題を解決したい」といった、自社の存在意義を明確に捉えられれば、それも会社の強い軸となります。この軸を持つことにより、新しい事業のアイデアを生み出したり絞り込んだりする場合にも、重要な判断基準のひとつにできます。

プロセス②:自社・顧客が持っている課題を見つける

新しい事業を立ち上げる場合には、さまざまなアイデアを生み出す必要があります。この時「誰のどのような課題」を解決するための商品やサービスを提供するのか、という点から考えることによって、ニーズに応えられる事業を考えやすくなります。

顧客や業界全体、自社が抱えている課題など、課題はさまざまなところに存在しています。このような課題を把握することが、新しいアイデアにつながるといえるでしょう。

プロセス③:事業領域を決定し、アイデアを出す

事業領域とは、事業を展開する領域を指します。ここでは、この事業領域を決定していきますが、ここでは「誰のどのような課題を解決するのか」「誰にどのような価値を提供するのか」といった点を範囲として定めます

そして、新しい商品やサービスなど、事業の具体的なアイデアを検討していきます。この段階には時間がかかりますが、もし迷ってしまった場合には、プロセス①で明らかにした理念やビジョンなどに立ち戻ることによって、会社としての軸をぶらさずに事業に関するアイデアを発展させやすくなります。

プロセス④:新規事業のアイデアについて分析・予測を行う

プロセス③までの段階で生み出されたアイデアについて、より成功確率を高めるため、市場の状況・需要などを分析・予測して、実際の事業化に向けて練り上げていきます。

例えば、新規事業の市場の特徴や成長性・リスク、競合などに加えて、新規事業のターゲットやその特徴、ターゲット層が持つニーズなどについて調査を行い、分析を行っていきます。

プロセス⑤:新規事業を立ち上げるための環境を整備する

立ち上げを行う上では、経営資源の投入や、事業展開に関連するノウハウ・情報を集約するといったことが必要となります。ここでは、具体的に必要となる「ヒト」「モノ」「カネ」「ノウハウ」「情報」にはどのようなものがあるのかを洗い出し、実際の調達が行えるように進めていきます

例えば人材については、新規事業立ち上げを任せられる優秀な人材を確保することが難しい状況があるかもしれません。社内の人材に任せるとしても、既存の事業を担当している場合にはその業務との兼ね合いもあります。このような場合には、一時的に外部のプロフェッショナル人材を活用する方法も。その人材にプロジェクトをリードしてもらいつつ、ノウハウを社内に吸収できるというメリットも得られます。

プロセス⑥:現実的な行動計画の立案

新規事業の展開のために必要な行動を洗い出します。ここでは、プロセス⑤での環境整備を含め、いつ、誰が、どのような行動を行うのかといったように、現実的な計画にまで落とし込むことがポイントとなってきます。

プロセス⑦:それぞれの行動の成果の検証・改善に取り組む

行動計画に従って具体的な行動をスタートした後には、計画通りに進捗しているか、さらに行動を行った結果目標を達成できているかといった点を定期的に確認していきます。

もし、行動が計画より遅れている場合や、行動の成果が目標に達していないケースにおいては、原因の特定を行って改善に取り組むことが大切です。このPDCAを繰り返していくことにより、提供する商品やサービスのブラッシュアップが可能となり、事業の精度を高められます。

新規事業立ち上げに必要な能力

ロジカルシンキング

ある事象について体系的に整理を行い、論理に矛盾や破綻が生じないように道筋を立てて、結論を導き出す思考方法をロジカルシンキングと呼んでいます。本質を捉えて、より良い判断を下すために必要な思考法といえます。

このスキルは、鍛えることにより伸ばせる能力と考えられていますので、日々の課題に向き合う中で論理的に考え、答えを導き出せるようにトレーニングを行っていけるように取り組むことが大切です。

情報を収集するための能力

単に情報を収集するだけではなく、大量の情報の中から事業に必要な情報を収集できるスキルも必要とされます。情報を収集することにより、市場の特性や規模、顧客が持つニーズなどを把握できるため、事業を進める上での仮説が立てやすくなり、作業の効率も向上していきます。

マネジメント能力

事業を立ち上げて成功を目指す上では、目標達成に向けて経営陣と折衝する、プロジェクトを管理する、プロジェクトの進捗を管理するといったことが必要です。このような点から、横断的に管理や運営を進めていくためのマネジメント能力も求められます。事業に必要となる「ヒト」「モノ」「カネ」について効率よく管理を行い、その中でリーダーシップを発揮することによって、向上させることができる能力です。

コミュニケション能力

事業を進める上では、社内外の関係者とのコミュニケーションが必要となります。相手に自分の考えをわかりやすく伝えるスキルだけではなく、相手の考えを傾聴するスキルも求められます。

新規事業立ち上げの際に経営者やマネジメント担当者が行うこと

経営者・マネジメント担当者主導で進める

新しく事業を立ち上げる場合には、経営者やマネジメント担当者の主導の元でプロジェクトを進めることによって、プロジェクトメンバーに任せきりにしない点が重要といえます。特に、プロジェクトがある程度軌道に乗るまではこの対応が必要になります。

プロジェクトメンバーが新規事業に対する理解と共感を深めることが重要

経営者やマネジメント担当者の主導により、プロジェクトメンバーが新規事業に対する理解を深めていくことも大切です。プロジェクトをなぜ立ち上げるのか、なぜこの商材やサービスなのか、競合他社の動向、参入する予定の市場動向など、さまざまな面において細かく情報共有を行うように心がけてください。

メンバー間でビジョンを共有しておくとマインドも育ちやすくなりますので、この点も事業を成功させるために重要なポイントであるといえます。もし、ビジョンの共有が不十分な状態になってしまうと、プロジェクトがバラバラの方向性で進んでしまう可能性があります。

以上から、経営者やマネジメント担当者は、これから立ち上げる新規事業への理解と共感を得ることを第一に考えながら対応していくことが求められます。

SUMMARY
「新規事業の進め方」編集チームより
新規事業の立ち上げは優秀な人材育成につながる

新規事業の立ち上げは、企業にとって長期的な目線でのリスクヘッジになるというメリットがあります。変化の激しい市場の中でこれまでとは異なる新しいニーズに対応することにより、変化へ対応できる優秀な人材を育てるといった意味でも、新しい事業の立ち上げは重要であるといえます。
新しく立ち上げるとはいえ、これまで企業が積み重ねてきたリソースやブランド力など、さまざまな強みを活かせます。ただし、必ずしも成功するとは限らないため、初めは最小限の人員をアサインすることと、撤退するラインをあらかじめ決めておくといったように、リスク面も意識しながら事業の立ち上げに取り組むと良いでしょう。

監修
株式会社dotD
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引用元:dotD公式HP(https://dotd-inc.com/ja)

創業わずか5年で
50件以上の案件に携わる、
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株式会社dotD

新規事業に成功の型はありません。それでも、新規事業のノウハウや経験値があれば、その確率は変わるはずです。dotDは2018年の創業からわずか5年で、50件以上の新規事業の創出に関わっています。
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新規事業づくりの経験から多くの企業が苦戦する要素を導き出し、その要素である「新規事業のプロセス化」「KPI管理」「経営資源の最適化」を実現するための「dotHatch」というプロダクトも開発したほどに、新規事業の「経験値」が高い会社です。

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株式会社dotD

2018年の創業からわずか5年で50件以上の新規事業に携わっている気鋭の企業。そこで培った経験やノウハウから新規事業のプロセスに関する課題の解決策、一定の成功パターンを熟知している会社です。