2005年、アップル社の創業者であるスティーブ・ジョブスは、スタンフォード大学の卒業式で「Stay Hungry, Stay Foolish」と語り、多くの人々にインスピレーションを与えました。彼はその講演で、こう述べています。
「私は大学を中退した後、タイポグラフィのクラスを受講しました。その時にはこの学びがなにに役立つのかまったくわかりませんでしたが、これがMacintoshのタイポグラフィ、フォントデザインの革新につながりました。予測できない未来のなかで、過去の経験がどのように繋がり、役立っていくかを理解するうえで重要な教訓となりました。」
ジョブスは、過去の経験を繋げて新しいアイデアを生み出すことを「Connecting the Dots(点を繋ぐ)」と表現しました。
新規事業を考えるうえで、このConnecting Dotをとても重要視している企業が、当メディアの監修をいただいているdotDです。
dotDの社員たちはそれぞれ独自の方法で「点」を探し、繋げています。
ある社員は、自身が尊敬する人の行動を真似ることから始め、自分なりのアレンジを加えて繋げていく。
また、別の社員は、自分の興味に素直に反応し、多方面に手を伸ばしながら活動の幅を広げています。
社員A
社員B
これらは、日々の仕事や生活のなかで自然と行われているのです。
点の探し方や選び方を自分なりに繋げていく活動を、仕事や日常生活のなかに自然と習慣として取り入れている社員もいるようです。dotDは新規事業に対するアンテナが常に立っているので、より習慣化もしやすいのかもしれません。
では、実際にdotDが会社として、点を探しながら、繋げ、面に、そして立体的な新規事業に繋げていった取り組みを「dotD CFP Caluclator」を例にご紹介したいと思います。
元々、この事業は自動車会社にさまざまな新規事業のアイデアを提案したところからストーリーが始まりました。やり取りのなかで、EVで利用されるバッテリー製造に関する原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体で排出される二酸化炭素量の把握に自動車メーカー各社が苦慮している現状を理解。
自動車産業はグローバルビジネスで、常に世界的な規制対応を継続的に求められる産業です。dotDはまず、現状把握に関する調査プロジェクトを支援することになりました。
その後、この調査活動のなかで、自動車の業界団体から業界内での取り組みの可能性を探るPMOの依頼へと繋がり、さらに官公庁から業界内の横断基盤として整備させるニーズを発見するに至りました。
メーカー、業界団体、官公庁という「点」が「線」として繋がりました。この領域の解像度が上がった段階で、これは日本の産業力を向上させるテーマとして、dotDが自社事業として一般企業向けにビジネスネットワークとして機能させるべき、という声が社内からも上がり、製品としてリリースしたのが「dotD CFP Caluclator」です。この基盤はクラウド環境で広く提供されており、まさに「面」といえます。
法規制が求められているとはいえ、自動車製造に関わる企業が個別に変わり続ける規制を理解し、対応し続けるには限界があります。
とくに中小企業は重要な部品製造に欠かせない一方で、限られた人員やコストで対応する必要があり、まさにこの領域のカスタマーインサイトを捉えた基盤としてサービス提供が行われ、大企業、中小企業を含めたビジネスネットワークとして普及、活用が進みつつあります。
参加企業が増えれば「面」は「立体」となり、大きな社会基盤として大きく育っていきます。
一見すると関係のないように思える経験や知識も、積極的にやってみる、試してみる、触れてみることで大きな可能性に繋がるかもしれません。きっかけは個人の嗜好に合うものでも良いと思います。
また、やってみて、合わないものも、良い経験になりますし、それで止めてしまうで良いと思います。
点をつなぎ、線にし、面へ広げ、より立体的にしていく、ぜひ、身近なところから始めてみませんか?
引用元:dotD公式HP(https://dotd-inc.com/ja)
新規事業に成功の型はありません。それでも、新規事業のノウハウや経験値があれば、その確率は変わるはずです。dotDは2018年の創業からわずか5年で、50件以上の新規事業の創出に関わっています。
マーケット調査にこだわっており、ユーザーの生の声を徹底分析。そのうえでKPI管理や進捗可視化、ピボット判断など、躓きやすいポイントを網羅的にカバーし、適切なプロセスを組み立てて伴走してくれます。
新規事業づくりの経験から多くの企業が苦戦する要素を導き出し、その要素である「新規事業のプロセス化」「KPI管理」「経営資源の最適化」を実現するための「dotHatch」というプロダクトも開発したほどに、新規事業の「経験値」が高い会社です。